【技能実習生のトラブル ①失踪について】


技能実習生は今や日本の現場に欠かせない存在になりつつあります。
しかしながらニュースでは度々、問題も指摘されます。失踪問題もよくありますよね。
2017年時点、法務省によると技能実習生は約25万人程いらっしゃいます。
そして、残念ながらよくニュースになるのはベトナムと中国なのかな、と思います。
では実際に、数値をみるとどうなっているのか? まとめてみました。


技能実習生数失踪数失踪率
ベトナム104,8003,7513.58%
中国79,9591,5941.99%
フィリピン25,740?1.6%以下

インドネシア

20,3742421.19%
カンボジア5,70465611.50%
ミャンマー5,0194468.89%
総計251,7217,0892.82%


出典①: OTIT 【外国人技能実習機構 技能実習制度の現状】(2017年)

出典②: 法務省【在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表】(2017年)


失踪率平均は2.82%で、ベトナムは3.58%

確かに少し高いのかもしれませんが、平均値に近く、イメージ程ではないのかなと思います。

中国に関しては1.99%でむしろ少ない数値です。昔は技能実習生の半分以上が中国人だったので、技能実習=中国人のような感覚があるのかもしれません。(今はそれがベトナムですね)


しかしながら技能実習のトラブルは、個人的には日本の企業にも非があるところも大きいと思っています。上記の数値はあくまで参考値で、実際にはどんな環境でどんな働き方をするのか、そこが失踪率に大きく影響するかと思います。